グラブルVSを含むCygamesのコンテンツが「Mildom」での投稿・配信の禁止に

更新:2020年03月14日 02:05

グラブルVSを含むCygamesのコンテンツが「Mildom」での投稿・配信の禁止に

Cygamesが動画配信サイト「Mildom」において、自社タイトルを用いた動画の投稿および配信を禁止しました。

配信タイトルは以下の通り。

・グランブルーファンタジー
・グランブルーファンタジー ヴァーサス
・神撃のバハムート
・プリンセスコネクト!Re:Dive
・Shadowverse
・ワールドフリッパー

ほぼ全ての配信中のタイトルといってよいでしょう。

今回この措置をとった要因として表向きにはコンテンツの利用許可を得ていないにもかかわらず投稿がされている(著作権絡みの問題)ということになっていますが、Cygames系列が運営する動画配信プラットフォームの「OPENREC」から、「Mildom」へ配信者の引き抜きがあったからではという噂もあります。

そもそもMildomとは?

Mildomは2019年9月より日本の動画配信業界に登場し、運営母体が中国ということもあり多額の資金を用いて各動画配信サイトの配信者への利用を募っていました。

中国ではもともと「Douyu」という名前で中国No1配信プラットフォームとして名を馳せていたこと、さらに同国内大手のテンセントが資本参加していることもありとにかく資金の潤いが凄まじいことで注目されていいました。

日本でサービス展開を開始した時も、審査に通った配信者には時給500円を配信報酬として付与するという今まででは考えられない優遇措置をとっていたことでも話題になりました。(現在は終了して、個別契約やランキングなどがある模様)

そのようなかたちでとにかく多くの資金を投資し、配信者の募集に力を入れ現在かなり表に出てきた動画配信サイトです。

配信者とMildomの現状

現状大手YoutubeやTwitch、日本ではニコニコ動画やOPENRECなどでもとから名を馳せていた一部の配信者は、完全に移行する場合もあればハイブリッドに配信(どちらのサイトでも配信)しているかたちが見られています。

配信者がMildomへ移行する理由はお金のためという場合がほとんどなので、視聴者からすれば使い慣れたサイトから離れることになるだけで基本的にはほとんどメリットはありません。

影響はどうなるか

Cygamesは多くの人気コンテンツを保有しているため、動画配信サイトとしては痛手でしょう。

またグラブルVSも有名プロゲーマーなどがMildomで配信しているためかなり影響は大きいはずです。

大型大会も控える今後オンライン視聴は必要不可欠であり、各動画配信プラットフォームの位置付けには裏でこういった難しい問題もあるのだと考えさせられる一件でした。

©Cygames, Inc. ©ARC SYSTEM WORKS CO.,LTD.
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