更新:2019年12月03日 00:31
ゲームへの依存が著しい依存症については2019年5月にWHO(世界保健機関)が「ゲーム障害」という病気として認定し、現在世界的に対策が求められています。
本記事では以下、呼び方を「ゲーム障害」で統一します。
2019年11月27日、ゲーム障害について全国規模の調査を実施し、長時間のゲームが仕事や健康に悪影響を及ぼしているという実態を明らかにしました。
無作為に抽出した10歳から29歳までのうち過去1年間にゲームをしたと回答した4400人余りを対象とした調査結果からは、仕事や学業に影響が出てもゲームを続けたという人が約25%、心の問題が起きてもゲームを続けたという人が約37%という結果が得られたとのこと。
詳しい結果はNHKのサイトをご参照ください。
以下、このデータと該当記事について考察していこうと思います。仕事・学業・心に影響が出てもゲームを続けた人が多くいたので、「ゲーム障害」あるいは「ゲーム」を問題視するというのは少し見方を変える必要があると私は考えます。
これは仕事・学業・心に何かしらの問題やストレスをあらかじめ抱えているために、ゲームをやり続けるというケースの方が多いのではないでしょうか。
これらの言い回しによっては、前者は「ゲームは悪」後者は「仕事・学業・心の問題やストレスが悪」というように問題視すべき対象が全く異なります。
同様の意見はTwitterなどのSNSでもよく見られました。
時間に換算すれば1日8時間+残業を週5日間繰り返すことの方がよっぽど身体に悪く、よっぽど長時間行なっている行為であること。
また何かに熱中し長時間没頭することを問題視することはほとんど無いはずであるのに、ゲームに関しては障害扱いとなる不思議があること。
NHKの記事のゲーム障害の体験者エピソードも、もともとは仕事関係のストレスからゲーム障害へと繋がっていること。
このことからあまりこのデータから導かれているゲームを問題視する記事内容にはあまり信憑性がないのではないでしょうか。
本データが子どもと大人が混ざっていることから具体的なデータが無いのですが、子どもに関しては少なくとも義務教育を終えるまでは「ゲーム障害」には十分配慮すべきだと考えます。
同記事内の「小学2年生がゲーム障害になり昼夜が逆転して学校へ行けなくなった」という例。これもゲームが悪いというよりはそれを良しとしてしまう家庭内環境に問題があると思います。
子どもは基本的に自制することは苦手なものですので、周りの大人が気をつけないといけません。
もしも子どもが勉強や習い事に熱中して昼夜逆転したとしても問題視されることはないのに不思議なものです。
ゲームに疎くてよく分からないけど、身内が依存してしまって困っているという方もいるのはないでしょうか。
これは楽しいゲームが世に溢れているから依存してしまうのかといえば答えはノーだと思います。
依存してしまうゲームというのは大体が射幸心を煽るガチャがあり、終わりがないソシャゲが多いです。
どこまでもキャラクターを育てられるし、どこまでだってお金をかけることができてしまいます。
ゲームの世界ではそれらによって自分の強さを実感し、ますます依存度が高くなる傾向にあります。
もちろん終わりのある買い切りのゲームを跨いでそれを繰り返す場合もあると思いますが、プレイ時間やお金に関して悪影響を及ぼす依存はソーシャルゲームでしょう。
ゲームだけではなく何でもそうですが依存してしまうことに関しては、そもそもその悪循環に陥ってしまう根本的な原因があると思っています。
問題点をすり替えて、依存しているその対象物が悪いから規制しようとか問題視していこうという考えは、一歩下がって広い視野で見て考えた方が良いのではないでしょうか。
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