更新:2024年11月12日 15:14
本作の舞台となる都市。
前身であるエリー都文明はホロウ暴走災害によって崩壊したとされるが、ホロウ探索などの技術や知見が進んだためホロウと共生することを可能とした新エリー都が健創された。
ホロウ内部のエーテルを採掘しエーテル資源として利用することで繁栄している一方で、都市内部で突然ホロウが出現することがあるため災害に巻き込まれるというリスクが常にある。
都市内には主人公たちが暮らす六分街や治安局のあるルミナスクウェアなど様々な街がある。(十四分街というワードも登場するので、同じように区切られた街がいくつもあると思われる)
突如出現するドーム状の異次元空間で、ホロウは地上(ドーム状)だけでなく時として空中(球状)にも出現する。
比較的危険度の低いものを共生ホロウと呼び、大型で危険度の高いホロウを原生ホロウと呼ぶ。
エーテル耐性(エーテル適応体質)のない生物が長時間ホロウ内のエーテルに触れ続けると、エーテリアスという異形生物へと変異してしまう。
またホロウ内部は混沌に満ち溢れており、生への道が死に見えたり死への道が地獄に見えたりする。
そのため何の準備もなくホロウへ迷い込んでしまうと、脱出経路が全く分からないため永遠にホロウ内を彷徨う羽目になるかあるいはエーテリアスへと変異することになってしまう。
名称は零号ホロウ「リンボ」。
旧エリー都を壊滅へと導いた大型のホロウで、新エリー都やその周辺に発生するホロウの根源にもなっている。
都はこの零号ホロウの継続的な調査を続けており、最終的な鎮圧を目標にしている。
各種「核心」エリアを探索した後は、「凋落花園」という極めて危険なエリアの探索が待っている。
巨大ホロウ(零号ホロウ)暴走災害(通称:旧都陥落事件)によって陥落したかつての都市。
零号ホロウが暴走したときの対処によってできた大地溝帯によって、新エリー都と分断されるような位置に存在している。
旧都にはへ―リオス研究所というかつて主人公兄妹が暮らしていた場所があった。
法に基づいて公式にホロウ探索をしているのが、ホロウ調査協会および協会の調査員。
ホロウの定期観測任務やエーテル資源の採掘任務などを治安局と連携して行っている。
新エリー都の治安を守る組織で、ルミナスクウェアに本部を構える。
ホロウ探索においては、ホロウ調査協会と手を組んで様々な調査を行っている。
活動の一環としてホロウレイダーの逮捕やプロキシ調査の強化が進められている。
ホロウ調査協会の調査員に対して、非公式(違法)にホロウ探索をしているのがホロウレイダーと呼ばれる者たち。(Hollow Raider - ホロウ侵略者)
ニコたち邪兎屋もまたホロウレイダーをしている。
ホロウに迷い込んだ者をキャロットというものを使って脱出をさせることができる者のこと。(Proxy - 代理人)
主にホロウレイダーと手を組み、ホロウレイダーのホロウ内での活動や脱出の手助けを生業としている。
そのため治安局やホロウ調査協会からは非公認とされ、「違法ホロウ事務調査員」という別称がある。
主人公兄妹もプロキシであり、邪兎屋の一部メンバーからはプロキシ先生と呼ばれている。
アンビーがキャロット未所持でプロキシの助けもない場合、クリティホロウで迷う確率は96.4%と算出していることから、ホロウレイダーにとってのプロキシという存在の大きさやなぜプロキシ先生と呼ぶか理由がよく分かるだろう。
主人公兄妹がプロキシとして活動する際の名前で、世間では「伝説のプロキシ」として知れ渡っている。
他のプロキシたちと異なり、自身はホロウへ入ることはなく外部からボンプを介してホロウに侵入することができるという大きな特徴をもつ。
「パエトーン」はギリシア神話に登場する人物であり、地上に大災害をもたらした原因として語られることがあると言われている。
これと関連があるかどうかは不明だが、Fairyとの邂逅時に兄妹の二人がホロウ災害により崩壊する都市で何かを語る意味深なシーンがゲーム内に登場する。
またパエトーンの2人はある一件の真相について長い間調査しており、その真相に近づくことは「先生」の悲願だとしている。そのため2人にはプロキシとして活動する以前に、お手本となる先生がいたことが分かっている。
なおパエトーンとしてのプロキシの活動は裏の仕事で、表向きはビデオ屋の経営をしている。
エリー都健創にあたって、災害鎮圧の要となった7人の人物およびその称号のこと。
各々が主にホロウからのエリー都の守護やホロウ探索において偉大なる功績を残し、当時のエリー都市長から「虚狩り」という名の称号が与えられた。
「虚狩り」キャラクターの解説と考察はこちら
正式名称は「対ホロウ事務特別行動部第六課」。
新エリー都を管理する公的組織「H.A.N.D.」に属する遊撃部隊で、主なメンバーは星見雅(課長)・月城柳・浅羽悠真・蒼角といった面々となっている。
作中で第5課が登場するため、第1課から複数ある課のうちの1つと考えられる。
とりわけ対ホロウ6課は若い舞台であるにもかかわらず活躍が目覚ましく広告塔としてファンも多いため、第5課からは目の敵にされている。
パエトーンと並んで名前を売り出している違法プロキシ集団。
対ホロウ6課の取り締まりによって勢力を失いつつあり、残党が目立つ形になりつつある。
普段は個々に活動しているが、対ホロウ6課に対しては組織だった行動を起こしていると推測されている。
ホロウ内部に充満している物質で、長時間触れることでエーテリアスという異化してしまう。
ホロウの種類によってエーテル量が異なり、観測機関はエーテル活性指数という指標を参考に活動している。
新エリー都はこのエーテルをエネルギーとして抽出し、都市部で利用できるようにしたことにより(表向きは)ホロウとの共生を可能としている。
エーテル適応体質ではない生物がホロウの中のエーテルに長時間触れることで変異してしまう異形生物のこと。
エーテリアスになる際は時間が経つにつれエーテル結晶が体全体に広がっていき、コアが現れやがて完全に元の生物の意識や姿を飲み込んでしまう。(異化と呼ばれている)
なおエーテリアスはホロウを出た瞬間に消失する。
エーテリアスの中でもホワイトスター学会のエーテリアス図鑑に登録されている、固有名称のある高危険度のエーテリアスを「上級エーテリアス」と呼ぶ。
ホロウ内部のエーテルに対して適応力がある者を表す。
エーテル適応体質の者はエーテル耐性のない者よりもホロウ内部である程度の時間活動することができるが、エーテリアスにならないというわけではなく、あまりに長時間居続けるとエーテル浸食が進んでしまう。
そのため「ホロウ内安全活動推奨時間」というものを目安に活動している。
調査員およびホロウレイダーがホロウから脱出する際に用いるもの。
常に変化し続けているホロウの中の膨大なデータをもとに算出して作られる。
キャロットの作成は容易ではないため、ホロウ調査協会かあるいはプロキシしか作成することができない。
調査員及び治安局はホロウでキャロットを用いる際には局への申請が必要となり、人命救助以外の使用目的だと申請が下りない。
パエトーンがホロウ探索の際にボンプを通して活動することを可能にするシステム。(Hollow Deep Dive Systemの略)
ボンプとの感覚同期やホロウ内部とのリアルタイム通信などが主な役割で、ホロウ活性に左右されないという特徴をもつ。
H.D.Dのスペックはほとんどがホロウデータの処理に割かれている。
ホロウ調査事務の個人情報統合センターで、プロキシ事業の土台。
インターノットで作成したアカウントに基づいて、様々な依頼を受けることができる。
主人公兄妹がパエトーンとして活動する場でもある。
都市の統治者がただ一つ有するホロウのマスターデータ。
ホロウ観測設備による誤差の積層によって、データの有効性が失われることを防ぐために用いられている。
マルセルグループが作り出した小型の知能機械で、本ゲームのマスコット的な存在。
発語は「ンナ」で表現され、翻訳すればちゃんとした意味がある。
元々は避難指示用に開発されたが、発展を遂げたことにより街中で用途に応じて様々な活動をするようになった。
ボンプの開発者はかつてのマルセルグループCEOである虚狩り のミス・サンブリンガーと言われている。
パエトーン(主人公兄妹)が使うボンプの名前で、スカーフを首に巻いている。
ホロウでメインで使用するのがイアス(1号)で、他にもスタッフルームのドアボーイをやっている6号やカウンターで接客をしている18号(18[とわ]ちゃんと呼ばれている)などがいる。
普段は機械的な一般的なボンプと変わりはないが、パエトーンがホロウ内で感覚同期をした時により豊かな表情や動きをを見せる。
感覚同期をしても運動能力に限界があるのか素早く動くことは苦手なようで、ホロウ内の緊急時など度々他のエージェント達に運んでもらう様子が伺える。
感覚同期に使用されていないときは、普通のボンプとして独立して活動している。
邪兎屋とシルバーヘッドの一件で手に入れた金庫から、主人公兄妹が中にあったデータを読み込んで得た謎のAI。
正式名称はⅢ型総順式集成汎用人工知能(さんがた-そうじゅんしき-しゅうせい-はんよう-じんこうちのう)Fairy(フェアリー)。
謎のハッカーが金庫の中身はロゼッタデータに近い代物で、本当の意味でホロウを自由に出入りすることができるため、プロキシやホロウレイダーにとっては夢のような代物だと形容していた。
その噂どおり、Fairyは全都市80%以上の知能設備に対して無制限のアクセス権限を有しており、毎回リアルタイムでホロウ脱出ルートを分析することができるというとんでもないコア機能を持っていた。
その脱出ルート算出スピードは、以前のパエトーンの実に270倍もの早さに値する。
処理能力が優れている反面、提案の前置きとして時折パエトーンの2人に対して機械的な口調で冗談や皮肉めいたことを言うなどユニークな一面もある。
その一面から感じ取れるAIとしての性格は「ひねくれている」あるいは「プライドが高い」という表現が近いと言える。
へ―リオス研究所上級研究主任であり、主人公兄妹であるアキラとリンのかつての先生。
アキラとリンにプロキシとしての知識を含めて様々なことを教え、パエトーンの活動として欠かすことのできないH.D.Dシステムやイアスをも遺した人物。
しかし当局による発表によって公では旧都陥落を引き起こした元凶であるとされており、大罪人として扱われている。
アキラとリンはこの冤罪を晴らすべく、零号ホロウの研究に参加し、深部にあるへ―リオス研究所の廃墟の調査を目指している。
かつて新エリー都の前身であるエリー都で発生した巨大ホロウ暴走災害のこと。通称「旧都陥落」事件。
当時の指導者たちが巨大ホロウ(零号ホロウ)の暴走を制御すべく、エリー都南西から北東にかけて計14基もの式興の塔を爆破した衝撃によって強烈な地質活動の連鎖を引き起こした。
この結果によって形成された大地溝帯にはホロウが侵食できるものがなく、拡張に必要なエーテルエネルギーを得られないことから最終的に零号ホロウの暴走を食い止める形となった。
大地溝帯によって新エリー都の建設が可能となったとも言える。
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